マルクス・レーニン主義(共産主義)
「マルクス・レーニン主義」こそが共産主義の元祖であり基本的な共産主義思想だと考えているのですが、この「マルクス・レーニン主義」は解釈が「小難しい」と言う印象を持つ人が多いようで、とっつきにくさを感じる人も多いらしい…
そこで余計な説明を省きシンプルにどのような主義なのかまとめて見たいと思います。
簡単に言えば、マルクスの資本論に記されたマルクス主義をロシア革命で実践したのが、ソ連共産党(ボリシェヴィキ)の政治家ウラジミール・レーニン。
ドイツ 【カール・マルクス】
ロシア 【ウラジミール・レーニン】
ロシア革命とは、1917年に起きた二月革命と十月革命…この二度の革命のことを指します。
マルクス主義を簡単に説明すると、マルクス主義とは階級格差のない自由で平等な社会を目指す為に、ブルジョアー(資本家、中産階級、又の名を※有産市民)とプロレタリアート(無産階級、労働者階級)の間で階級闘争を起こし、プロレタリアート独裁(労働者階級・無産階級独裁)を目指す。そしてブルジョアジーから奪った権力を行使し抑圧すると言うものです。
共産主義用語で使われるところの「ブルジョアジー」とは、一般的に使われる「ブルジョア」(金持ち)とは若干意味が違い「中産階級」「中流階級」のことを指します。またの名を「有産市民」
※有産市民とは生産手段を持っている人…資本家や工場や畑などを持っている人達。
雇われて工場で働いたり、他人の畑を耕したりするのは無産市民、無産階級(プロレタリアート)
上記の目的の為(ブルジョアジーとプロレタリアート間で階級闘争を起こし、プロレタリアート独裁による自由で階級格差のない社会を目指す)暴力革命を起こす。
wikiより抜粋→レーニンにとって「独裁」とは直接暴力に立脚し、どんな法律にも拘束されない権利。
このマルクス主義とレーニン主義をレーニンの死後、彼の正式な後継者となったヨシフ・スターリンが統合し形式化した主義を「マルクス・レーニン主義」と言う。
ロシア 【ヨシフ・スターリン】